小島監督が絶賛する『リコリス・リコイル』のクオリティの理由は手抜き作画だった!?ガルパンと比較したら信憑性がでた
どうもアサルトライフルをこよなく愛するポカン君です。それゆえアニメのアサルトライフルの扱いの悪さに憤慨しています。大抵ハンドガン持ちの優男か、美少女に軽くいなされて負けてしまいます。まあ、こっちの方が絵面もいいし仕方ないよねって最近は大人の余裕がでてきた私です。しかし、運命のようにその余裕を打ち崩す存在に私は出会ってしまった・・・
不遜なるアサルトライフル避け
いつものようにまとめサイトを巡回していると一つのgif動画が張り付けてあった、リコリス・リコイル?なんだこりゃ。
そこには、近距離でアサルトライフルのフルオート射撃を遮蔽物なしで紙一重でかわす少女のアニメ動画があった。おいおい、その距離で弾幕かわすのは無理でしょ、東方シューティングかな?はははははは( ´∀`)
ヘイガール、大人をからかっちゃいけないな(テリー並感)フン!(ブラウザバック)
またも憤慨した私だったが数日がたち、そのことを忘れ平和に元の生活に戻っていた。しかし、ある男のツイートが運命の大車輪のように私を巻き込んだのだった。
小島監督大絶賛!
メタルギアの小島監督があろうことかリコリス・リコイル(以下リコリコ)を絶賛しはじめたのである。私は使命感に燃えた。観なくては、と。
理由は簡単だ。私は小島監督を尊敬している。私のミリタリー趣味はメタルギアから始まったといっても過言ではない。その監督が言ってるのだから観ない理由はないのだ。監督が何に感じ入ったのか見届けなくてはならない。
リコリコの優れた所
私がこの作品に感じたのはあり得ない設定をもっともらしく言い訳することが結構うまいな、ということだった。設定としては、女子高生が国の平和を守るために殺しのライセンスを持ってテロリストを撃ち殺していくという、リアリティーの無い話なのだが細かい言い訳をいくつか並べることでカバーし、逆に面白みが増していると思った。
例えば、そもそも日本ってそんなにテロリストいるか?という問いには大事件が起こる前に組織が抹殺して痕跡さえも消去し、隠蔽をして日常は作られているという言い訳だった。他にも、そもそも何で女子高生がエージェントやってるの?という問いには対象に警戒されないためというGUNSLINGER GIRLと同じ理由だったが、なぜ制服風の衣装なのか?というと、これが一番警戒されない都会の迷彩服であるという答えには少し、にやっとしてしまった。
しかし、例のアサルトライフル避けの理由はほぼなく単純に主人公の千束は射線を読んで避けているだけという、やばい代物であった。この絵柄は観たことあるなと思ったらソードアートオンラインの作画監督の人が初めて総監督した作品で、そういえばガンゲイルオンライン編の時も似たような感じで弾をはじいたり、避けたりしていたがその時のノリをこっちの作品にそのまま持ち込んだのかな?と想像できた。
千束は不殺を貫いており、ゴム弾を使っているが実弾と違い精密射撃ができず近づいて打たなければ当たらないので撃たれる機会が多く必然的に弾避けをしているとのことだった。
監督は何が気に入ったのか?
肝心な小島監督が何に感じ入ったのか推測すると先にあげた設定の言い訳が一つで、メタルギアでも現実のミリタリー物から一歩踏み出してSF設定を作りそこからさらに昇華してポリティカルフィクション(架空の政治的世界)に結びつける手腕が少しリコリコと似通っているなと思った
そして、もう一つはアクションシーンの質が高いことだと思った。戦闘シーンがすごくスピーディーで作画もよくこれ金かかってんなと素直に思った。後は描写も細かく銃を普通に構えていたら近接で腕をとられて投げられる為、腰だめで構えたほうが良いという超人格闘感にリアリティーを与える描写が小島監督は好きそうだなと思った。
たった一つだけの手抜き、ガルパンとの比較
流石に制作会社のA-1picturesは質が高いなと思ったが一つだけ作画に関して気になったことがあるそれは・・・主要キャラ以外が何か手抜きだなと思ったことだ。
モブキャラは判を押したように男はグラサン、女は同じような顔で、脇役キャラは可愛さを捨てて緻密に書かなくても文句を言われず且つ書きやすそうなキャラが多いように感じた。司令とかライバルキャラとか(好きな人本当にごめんなさい)考えすぎだろうと言われる方もいるかもしれませんがこれとは逆にモブも脇役もみんな可愛いガールズ&パンツァーはどうでしたでしょうか?(個人の感想です)そうです、TV放送時2回も総集編をやってしまいました。つまりリコリコのクオリティの高さと安定した放送スケジュールはモブと脇役の皆さんに支えられていると言っても過言ではない!(お前は誰かに怒られろ!)
5話のオチはメタルギアっぽいなと思ったがこれは小島監督がツイートした後にでた回なので小島監督は本当に運命的にこの作品と出会ったのかなと思ってしまった。そして、監督につられてこの作品をみた私も・・・
このブログを観てくれた読者もこれは運命なのだ。よかったら登録してまた観てくださいね。